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アマゾン、300万点以上の模倣品を差し押さえ。悪質業者対策を強化

Amazonは9日、悪質な出品を防ぐための取り組みを発表した。2021年には、300万点以上の模倣品を突き止め、差し押さえた。2回目の発行となる「ブランドプロテクションレポート」において、Amazonのストアで販売される商品の真正性を確保し、悪質業者を撲滅する取り組みを紹介している。

'21年には、利用者やブランドオーナー、販売事業者を模倣品、詐欺などの不正から保護するために9億ドル以上を投資。機械学習のサイエンティストやソフトウェア開発者、専門調査員など12,000人以上が同活動に取り組んだ。

これにより'21年は悪質業者による新規出品アカウント250万以上を阻止。なお、悪質業者による新規出品アカウントの開設数は前年の600万以上から大幅に減少したという。

Amazonの自動化されたブランド保護ツールの活用も拡大。ブランドオーナーが発見しAmazonに申告する違反報告件数も減少しており、権利侵害の報告件数の平均は前年から25%減となった。一方、Amazonブランド登録に登録されたブランド数は70万を超え、前年比40%増となった。

Amazonの模倣品犯罪対策チームが米国、英国、EU、中国で提訴、告発した犯罪件数は600件以上。前年から300%増となった。また、300万点以上の模倣品を突き止め、差し押さえ、利用者被害と小売サプライチェーンでの再販を阻止したとする。

Amazonストアを利用する人は、Amazonが販売する商品も、販売事業者様が販売する商品も、すべて正規品であることを強く求めている。そのため2022年は、利用者の啓発と支援も強化し、正規品だけを購入すべき理由を啓発する新たな取り組みを開始した。