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トヨタ、住宅用バッテリー「おうち給電システム」

トヨタは、電動車の開発で培った電池技術と、車載部品・ユニットを活用した住宅用蓄電池システム「おうち給電システム」を開発した。8月からハウスメーカーや総合施工会社を通じて、日本国内で販売する。

トヨタの電池制御など電動車用バッテリーの技術を応用し、電池の安全性を確保。8.7kWhの定格容量と5.5kWの定格出力を備え、平時だけではなく、停電時にも家全体に電力を供給できる。

システムは、蓄電池ユニット、DCDCコンバータ(直流で電圧を変換する装置)、ハイブリッドパワーコンディショナ(蓄電池と太陽光パネルの両方を利用可能)、車両給電アダプタ、専用接続ケーブル(漏電ブレーカ付きACプラグ)から構成される。

蓄電池ユニット

太陽光発電システムと連携することで、昼間と夜間それぞれの時間帯で、ニーズに合せた電力供給が可能。太陽光発電の利用促進にもつなげる。

独自の機能として、電動車(HEV・PHEV・BEV・FCEV)のAC100V出力からの給電に対応。停電時に家庭のバックアップ電源として、電動車に蓄えた電気を使うことができる。

また、ハイブリッドパワーコンディショナと接続した無線LANルーターにより、スマートフォンやタブレット端末にダウンロードした専用アプリから、蓄電量の確認、運転モード設定などをリアルタイムで操作が可能。

蓄電池ユニットのサイズは1,142×341×432mm、重量は142kg。