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Adobe Frescoプレミアム、月1078円から年1150円に

アドビは、ドロー&ペイントアプリ「Adobe Fresco」プレミアム版機能の価格を改定して新機能を追加したほか、「Adobe Photoshop iPad版」にも新機能を追加した。

Fresco本体は無料で利用可能だが、1,000種類以上のブラシなどを追加で利用できるプレミアム版機能はこれまで月額1,078円で利用可能だった。これを年額1,150円に改定することで、高度な機能をより気軽に使えるようにする。なお、このプランはAdobe Fresco単体プランiPad版のみで、App Storeで提供する。

新たに追加された機能は、自動選択ツールとゆがみツールの2つ。自動選択ツールは、アートワークのエリアを素早く選択し、選択した部分のみを微調整できる機能。ゆがみツールは、アートワークの特定の領域を一方向に押したり引いたり、渦巻かせたり、膨らませたりできるPhotoshopと同等の機能をツール操作で行なえる。

【訂正】 記事初出時に年額1,078円としていましたが、1,150円に修正されたため記事も修正しました。App Storeのみであることも追記。

Photoshop iPad版

Photoshop iPad版の新機能としては、「コンテンツに応じた塗りつぶし」「背景を削除」「被写体を選択」「自動トーン補正」「自動カラー補正」「自動コントラスト」など、デスクトップ版の機能が新たに追加された。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能は、任意の選択範囲を指定した後、周囲のコンテンツに基づいたAI処理で選択範囲を塗りつぶすことが可能。背景の不要なオブジェクトを消したり、ノイズやゴミをなめらかにブレンドしたりできる。

「背景を削除」機能は「被写体を選択」の機能とレイヤーマスクの組み合わせにより、非破壊で画像の背景を除去できる機能。被写体を切り抜き背景を簡単に変更できる。

「被写体を選択」機能は、人物など写真の最も重要な部分だけを選択可能な機能。AIモデルを使って人物の写真を識別し、髪の毛の束や衣服のエッジなどの細かいディテールを完璧に選択・修正できるようになった。