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Photoshop iPad版にカスタムブラシなどCreative Cloudアップデート

アドビは、Adobe Creative Cloud製品のアップデートを実施した。

Photoshop iPad版は、カスタムブラシをサポート。デスクトップ版の全てのブラシがPhotoshop iPad版とApple Pencilの組み合わせで使えるようになる。

Lightroom Classic/Lightroomにはスーパー解像度機能を搭載。人工知能により解像度を4倍にしても実物に近い結果を得られる。Lightroom ClassicはAppleシリコンにネイティブ対応して高速化する他、Lightroomは編集コラボレーション機能、カスタム切り抜き縦横比機能が搭載される。また、Camera RawとLightroomでは有名フォトグラファーによる70種の新しいプリセットをリリースした。

Lightroom Classicにスーパー解像度が実装

Lightroom Classic、M1 Mac対応

Photoshop Expressには新機能として「レタッチ」を追加。顔や自撮りのレタッチ専用に設計されたツールを提供。肌をスムーズにしたり、スポット修復や顔立ちの調整なども可能。カリカチュア機能によって誇張した表現の写真を作ることもできる。

Illustrator iPad版は、タッチ操作やスタイラス描画を活用した機能強化を実施。「塗りブラシ」ツールに「テーパー」オプションを追加し、自然な見た目のパスを作成できる。オブジェクトに透明度が適用されているかを一目で判断できる「透明グリッド」や、新しい書き出しオプションによりワークフローのコントロールをしやすくした。

Premiere Proベータ版は、Apple M1チップでのパフォーマンスがさらに向上。最初の起動から最後の書き出しまで全てが高速化され、同等のIntelベースのシステムとの比較で平均77%高速化されている。Senseiは、Apple Neural Engineに最適化。Senseiを搭載した「シーン編集の検出」機能は、Apple M1 13インチMacBook Proでは、同じ仕様のIntelプロセッサ搭載システムと比べて430%高速化する。近日中に製品版をリリース予定。

Premiere ProがApple M1ネイティブ対応

Adobe XDは、新しいスタイリングツールをリリース。デザインに奥行き感を出す「シャドウ(内側)」や、パスのアウトライン化機能、円錐形グラデーションの他、プレゼンテーション作成プラグイン「Presentation」を公開した。

なお、デスクトップ版Illustrator及びInDesignは、現時点で日本語に対応していない。対応時期は後日発表される。