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キリン ホームタップに「銀河高原ビール」「インドの青鬼」

キリンビールは、会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」において、ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」「銀河高原ビール 小麦のビール」をラインアップに追加する。また、山梨県のFar Yeast Brewing社がホームタップに参画する。

ヤッホーブルーイングは2月よりホームタップに参画し、「よなよなエール」を発売していた。インドの青鬼と銀河高原ビール 小麦のビールは、4月28日に受注開始、5月26日に配送を開始する。よなよなエールを含め、販売は期間限定。なお、銀河高原ビール 小麦のビールの開発は株式会社銀河高原ビール。

Far Yeast Brewingの参画は、ヤッホーブルーイングに続く第2弾。Far Yeast Brewingは2011年に契約醸造のブルワリーとして創業し、2017年に山梨県小菅村に、自社工場「Far Yeast Brewing 源流醸造所」で稼働開始した。「馨和 KAGUA」「Far Yeast」「Off Trail」の3つのクラフトビールブランドを展開し、7種類の定番ビールのほか、2021年は43種の限定ビールを発売した。Far Yeast Brewingのホームタップで展開する商品の詳細や発売日は未定。

キリン ホームタップでは、自宅に1Lのビールが月2回定期配送され、専用のビールサーバーで注ぐことができる。配送はスキップや追加注文も可能。

コースは「月4Lコース」と「月8Lコース」の2つ。利用料金は、月4Lコースが月額8,250円~(基本料金3,190円+ビール料金5,060円~/1L×2本セット×月2回)、月8Lコースが12,430円~(基本料金3,190円+ビール料金9,240円~/1L×4本セット×月2回)。

ホームタップは、自宅で本格的な生ビール体験ができるサービスとして、2021年3月に本格展開を開始し、2021年末の会員数10万人を目標に掲げていた。味覚への満足度は99.1%と会員からの評価は高く、会員数も目標の10万人を突破。クラフトビールの飲用機会増や、ホームタップ契約後に「スプリングバレー 豊潤<496>」の缶製品を購入する会員数が半数以上となるなど、新たな潜在ニーズの掘り起こしに成功しているとする。

また、会員からは商品ラインアップに対する期待も多いことから、継続的にラインアップを拡充し、2017年から累計23種類、過去1年では12種類のビールを会員向けに発売し、選択できるビールの種類を増やしている。

そういった取り組みの中で、他社クラフトビールブルワリーの参画によるラインアップ拡充を進め、2月にヤッホーブルーイングのよなよなエールを発売。受注開始日に過去最高の受注数を記録し、7月から9月の増産(再発売)が決定した。そのほか3月に、リニューアルしたキリン スプリングバレー 豊潤<496>を発売している。

よなよなエール
キリン スプリングバレー 豊潤<496>

ヤッホーブルーイング、Far Yeast Brewingはともに、ビール市場が縮小している時代の中で、ホームタップによりバラエティ豊かな製品を提供することが、ビールの多様性の楽しさの認知や、市場全体の活性化につながると考えている。

Far Yeast Brewing(右)の商品詳細は未定
(左から)キリンビール 執⾏役員マーケティング本部 事業創造部⻑ ⼭⽥雄⼀氏、ヤッホーブルーイング 代表取締役社⻑ 井⼿直⾏⽒、Far Yeast Brewing 代表取締役 ⼭⽥司朗⽒

キリンビールではホームタップをきっかけに、クラフトビールの飲用機会を創出。また今後も新たなブルワリーとともに、ホームタップをプラットフォームとしたビール市場の活性化、魅力化を推進する。

(左から)アンバサダーの中井貴⼀さん、天海祐希さんと、新たにホームタップ会員になったチョコレートプラネット松尾駿さん