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ロマンスカーは1時間11万円。小田急がロケ対応をサービス化。全70駅など

小田急線 竜宮城をイメージした片瀬江ノ島駅

小田急電鉄は、小田急線の各駅やロマンスカー・通勤車両、直営施設をCMやドラマなど撮影の舞台として利用できる新サービス「小田急ロケーションサービス」を開始した。料金の一例は、駅が1時間につき44,000円、ロマンスカーが1時間につき11万円など。

小田急線には、竜宮城をイメージした片瀬江ノ島駅、木材を多く使用した参宮橋駅、地下ホームの下北沢駅など、さまざまなシーンの撮影に対応できる特徴的な施設が揃っているとしており、幅広い撮影ニーズに応えられるという。

車両では、特急ロマンスカーから通勤車両までさまざまなタイプを用意し、車庫での停車状態での撮影や、回送列車として運行することで走行中の撮影も可能。

また直営の事業施設もロケ地として提供可能で、都心にある貸し菜園の「アグリス成城」や江ノ島の「小田急ヨットクラブ」、秦野のリゾートテニス「小田急はたのテニスガーデン」など、シーンに応じたさまざまな撮影を提案できるとしている。

直営の施設、貸し菜園の「アグリス成城」

問い合わせは専用ダイヤルへの電話で行なう。ロケの提案、ロケハン、撮影の立ち会いなどワンストップで提供する。申し込む際は、撮影希望日の1カ月前までに連絡する。なお、企画内容によっては撮影できない場合があるほか、(一般の)「ご利用のお客さま優先」「安全第一」を掲げている。

小田急ではこれまでも一部の駅などで映画・ドラマの撮影に協力してきたが、今回はサービスとしてまとめたことで、あらかじめ全駅が対象になっている。各車両、事業施設を有料にて撮影に貸し出すことで資産の有効活用を図る。このほか撮影に利用されることで、小田急線や沿線地域のイメージアップも目指すとしている。