ニュース

渋谷に立体都市公園や多目的ホール擁する複合施設。美竹公園周辺

完成予想図

東京都都市整備局と渋谷区は、東京都児童会館の継承や美竹公園の立体都市公園化、70年間に建設期間を加えた定期借地権設定契約などを要件とした事業について、事業予定者をヒューリック、清水建設で構成されるグループ「Link Park」とすることを決定した。

東京都児童会館跡地と、隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎および渋谷区立美竹を一体的に共同開発する民間プロジェクトで、都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)の第2弾。創造文化教育に資する施設、賃貸住宅、多目的ホール、業務施設、商業施設で構成される。場所は、東京都渋谷区渋谷一丁目18番3、同番2及び28番5、面積は9,670.81m2

創造文化教育機能を持つ施設として、子どもの子どもによる学びと活動の拠点「100のひろば」を整備。また、クリエイティブ産業の施設またはクリエイターの育成・交流・発信に資する施設として、「最先端情報の入手」「クリエイター同士の協業及び活躍機会の提供」を可能とする「みらいのひろば」を整備する。

創造文化教育機能を有する施設 イメージ図

賃貸住宅は26戸を予定し、子育て世代とクリエイティブ人材の定住の場となる賃貸住宅を目指す。多目的ホールは、スポーツ等を通じた多世代の交流拠点となる「ミタケアリーナ」を整備する。

賃貸住宅(左)、多目的ホール(右) イメージ図

そのほか、歩いて楽しいまちの形成に資する施設を目指し、渋谷キャストと高齢者支援施設「美竹の丘・しぶや」をつなぐ「ミタケコミチ」を整備。緑豊かな憩いの場となるよう、曲線の土の帯「つちひも」で統一感を出し、施設と一体化した公園を整備する。

「緑豊かな憩いの場」と一体となった企画・計画等

施設の規模は、延面積46,577.46m2、地上14階・地下2階、最高高さ74.8m、軒高61.8m。

今後の予定は、2022年度に基本協定の締結、2023年度に定期借地権設定契約の締結、建設工事の着工、2026年度に建設工事の完了。