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日本郵便「広島JPビルディング」8月竣工。広島駅南口、19階建

日本郵便と日本郵政不動産は、広島駅南口の広島東郵便局跡地に建設中の建物について、「広島JPビルディング」と名称を定めた。同ビルは地上19階建てで、8月末日に竣工予定。店舗・オフィスなどをテナントとした、国際平和文化都市・広島の玄関口における「新たなランドマーク」となる先進的なオフィスビルを目指す。

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1・2階の低層部には店舗のほか、広島駅南口広場と連続する公開空地や歩行者空間を整備。JR広島駅の新駅ビル完成後は、ペデストリアンデッキで接続する予定。2階レベルの歩行者ネットワークを整備し、「憩いとにぎわいが立体的に連続する魅力ある空間を創造」する。また1階には郵便局の開局を予定する。

低層部(デッキ接続イメージ)

6階から19階までを占める高層部は、大型のオフィスフロアプレートとして約1,530m2(約460坪)の無柱空間を提供する。また6階にはテナント専用食堂やカフェテリアを設け、ワーカー向けのサポートを充実させる。食堂ではライブスタイルのキッチンで調理の様子を楽しめる。

基準階平面図
テナント専用食堂・カフェテリアイメージ

オフィス部のエントランスは2階に設け、瀬戸内海の風景を代表する「多島美」を表現したクラフトウォールを手すきの和紙によりデザイン。エレベーターホール正面には、広島を代表する戦国武将・毛利元就の「三本の矢」にちなんだ3本のラインをあしらった。

オフィスエントランスイメージ
エレベーターホールイメージ

低層部と高層部をつなぐ3階から5階には自走式駐車場を設置。オフィステナントの機動力を支援するとともに、駐車場の一部を壁面緑化し、公開空地の植栽とあわせて建物が「都会のオアシス」となるよう取り組むという。

建物の所在地は広島市南区松原町2番62号。鉄骨造で地上19階、塔屋2階。敷地面積約4,200m2、延床面積約44,200m2

位置図