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ローソンストア 100、ダークストアの「OniGo」と連携。10分で食材配達

コンビニの「ローソンストア 100」は、2月25日午前10時から、ダークストア「OniGO」との協業を開始した。まずは「ローソンストア 100 中野中央店」で実証実験を開始し、店舗オペレーションやお客様ニーズなどを検証、2024年度内に100店舗への拡大を目指す。

OniGOは、都内3カ所に自社店舗(倉庫)を持ち、実際の店舗を持たず、オンライン注文された商品を短時間で配達するデリバリー専門の“ダークストア”を展開。注文から約10分という短時間で商品を配達する。今回の協業では、ローソンストア100という実際の店舗が、ダークストア用の商品ストック場所となる倉庫の役割を担う。

デリバリー宅配を専門とするダークストア「OniGO」と協業することで、すぐに欲しい商品を自宅にいながら購入したい人のニーズに応える。この協業で、ローソンストア 100は店舗の客層拡大を狙い、OniGOにとっては品揃えの幅を拡げながらコアサービスであるクイックデリバリーに専念できるとする。商品は、青果、精肉、日配食品、冷凍食品、弁当、惣菜、寿司、パン、デザート、菓⼦、飲料、酒類、日用品など。

今回の提携では、宅配専用スーパー「OniGO」アプリからローソンストア 100の商品を注文できる。商品の配達先が配達拠点となるローソンストア 100から半径約2km以内に⼊っている場合、アプリ上にローソンストア 100の商品が自動的に表示される。

注文が入ると、店舗近くの拠点に常駐している「OriGO」スタッフが商品のピッキングから配達までを一貫して実施。商品は、生鮮食品を中心に約700品目で、販売動向を分析しながら随時、品目や品数を見直していく。

まずは「ローソンストア 100 中野中央店」(東京都中野区中央1丁目21-2)で導入し、3月に2店舗目を予定、3年後には100店舗規模に拡大する方針。

なお、ローソンストア 100ではUber Eatsも展開しているが、Uberは即食ニーズが高いのに対し、OniGoは家族の食事用として食材を中心としたネットスーパーニーズが高いと見込む。平均配達時間は10分。