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学研×バンダイがマンモスのプラモ、骨格や外皮“復元”も

学研の図鑑LIVE プラモデル図鑑マンモス

学研プラスは、BANDAI SPIRITSと共同開発したマンモスのプラモデルを3月17日に発売する。販路は全国の書店で、価格は2,200円。またBANDAI SPIRITSも同様の商品を模型取扱店で2月26日に発売する。価格は1,650円。対象年齢は6歳以上。

学研プラスから発売されるのは「学研の図鑑LIVE プラモデル図鑑マンモス」。プラスチックモデルのキットで、「作って学ぼう!」がコンセプト。学研版はプラモデルのほかにミニ図鑑「絶滅動物園」とマンモス用のジオラマ背景ボードがセットになっている。

BANDAI SPIRITS開発によるマンモスのプラモデルは、精巧な全身骨格と、躍動感のある外皮パーツで構成。骨格と外皮は自由に着脱できるほか、外皮パーツには温度で色が変わる素材が使われている。

骨格はマンモス研究の第一人者で野尻湖ナウマンゾウ博物館館長の近藤洋一氏が監修。骨の形や関節の動きなどが最新の学説をふまえリアルに再現される。各パーツは、骨の名称を覚えたり形や大きさを比べたりしやすいよう、大腿骨や肩甲骨など部位ごとに分かれている。

工具は不要

骨格の特徴などは付属のミニ図鑑で解説されており、ミニ図鑑を参照しながら組み立てることで、考古学者が行なう骨格復元のプチ疑似体験ができる。

外皮パーツは乳白色だが、冷蔵庫などで冷やすと茶色に変化する仕組みで、マンモスが氷河期に戻り復活したように見立てて遊ぶこともできる。この外皮パーツには温度で色が変わる特殊な樹脂「温感PS材料」が採用されており、約10℃以下に冷やすと、元の乳白色から茶色に変化する。

常温では乳白色(左)で、冷やすと茶色(右)に

プラモデルのランナーは2枚、パーツ数は47パーツ。完成後の全高は約100mm。工具や接着剤は不要で組み立てられる。頭や脚の関節は可動し、さまざまなポーズが可能。

ミニ図鑑はマンモスの生態以外にもサーベルタイガー、ドードーなど、1万年前~ここ数千年のうちに地球上から姿を消した動物を特集しており、生息地域や年代、絶滅に至った経緯までが解説される。

模型店でも販売

BANDAI SPIRITSからは、プラモデルのみが「Exploring Lab nature(エクスプローリングラボネイチャー) マンモス」として発売される。上記のマンモスのプラモデルのほかに、取扱説明書にはマンモスの特徴を解説した学研プラス監修のミニコラムが掲載され、組み立てた後はミニ図鑑として活用も可能。

BANDAI SPIRITS「Exploring Lab nature マンモス」