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Google、サードパーティCookieを代替する「Topics」。FLoCは断念

Googleは、サードパーティCookieに代わる技術として開発してきた「FLoC(Federated Learning of Cohorts)の開発を停止を発表し、「Topics」という新技術を提案。2022年内に開始する。

Topicsは、利用者のプライバシーを保ちつつ、広告主やパブリッシャーにとって機能する仕組みを検討する「プライバシー・サンドボックス」の一環で、興味/関心に基づく広告(Interest- Based Advertising)における新たな取組み。

Topicsでは、ブラウザの閲覧履歴に基づき、「フィットネス」や「旅行・交通」など、その週に関心の高い項目(トピック)を決定する。トピックの保存期間は3週間で、古いトピックは削除される。

トピックの選択は、外部サーバーとの通信はなく、全てデバイス上で行なわれる。サイトにアクセスすると、Topicsは過去3週間のトピックから3つだけ選んで、そのサイトと広告パートナーに提供する。Chromeブラウザでは、トピックの表示に対応し、気に入らないものは削除したり、機能を完全に無効できるなど、ユーザーによるコントロールを実装する。

トピックでは、性別や人種といったセンシティブなカテゴリーを排除している。

機能としてのTopicsは、ブラウザで動作するため、サードパーティーCookieなどのトラッキング手法と比べて、自分のデータがどのように共有されるかを確認し、コントロールするためのよりわかりやすい方法を提供できるという。

また、ユーザーが関心のあるトピックをウェブサイトに提供することで、事業者がフィンガープリンティングのような隠密性の高いトラッキング技術を使わずに、適切な広告の配信を継続することができるとする。

Topics を紹介します。 | Privacy Sandbox

Googleでは、ChromeにおけるサードパーティCookieのサポート終了を2023年後半に予定している。サードパーティCookieは、複数のサイトを横断してブラウザの閲覧を追跡できるため、効率的な広告表示などに用いられてきたが、オンラインでの行動の追跡によるプライバシーへの懸念が高まってきたため、サードパーティCookieの廃止と代替技術の検討を進めてきた。

サードパーティCookieの主目的である「関連性の高い広告表示」のため、これまではFLoC(協調機械学習により生成されたコーホート)の検討を進めてきたが、その導入を断念。FLoCに変わる技術としてTopicsを推進することとした。