ニュース

Google、位置情報や検索履歴を18カ月で自動消去に

Googleは24日(米国時間)、位置情報や検索などの行動履歴を一定期間で自動削除する機能を初期設定(デフォルト)にすると発表した。ユーザーが選択しなくても、18カ月後には位置情報や検索、音声入力などの履歴を自動削除する。

Googleでは、'19年5月に行動履歴の自動削除機能を導入。ユーザーの選択により、3カ月もしくは18カ月後に行動履歴を自動削除する設定が用意されたが、ユーザーが設定を選ぶ必要があった。今回、プライバシー重視の方針により、初期設定が18カ月で自動削除に改められた。

最初に位置情報履歴をオンにしたとき(デフォルトではオフ)、自動削除オプションがデフォルトで18カ月に設定され、Web&Appアクティビティの自動削除も、新規アカウントの場合はデフォルトで18カ月に設定される。ユーザーは、設定のオフや自動削除オプションの変更も行なえる。

位置情報履歴とWeb&Appのアクティビティがすでにオンになっている場合は、設定を変更する必要はない。

なお、YouTubeについては、自動削除がデフォルトで36カ月となる。YouTubeでは視聴・聴取履歴に基づき、好きなシリーズや新たな作品をおすすめする機能に用いるため。ただし、3カ月または18カ月の自動削除オプションは選択できる。

なお、デフォルトの保存期間は、Gmail、Drive、写真など、個人的なコンテンツを扱う製品には適用されない。