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ビックカメラとSHOWROOMが資本業務提携 ライブコマース拡大

SHOWROOMは、ビックカメラに対する第三者割当増資を実施し、資本業務提携を行なう。同社はライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」などを運営しており、2社はライブ動画配信内で商品やサービスを紹介・販売する「ライブコマース」領域で協業する。SHOWROOMへの出資はビックカメラの「ビックイノベーションキャピタル」が担う。

SHOWROOMが培ってきたライブ配信のノウハウと、ビックカメラグループの取り扱う商品の幅広さ、店舗販売員の専門性、ECサイト「ビックカメラ・ドットコム」の充実性などを組み合わせ、「ライブ配信を介した新たなお買い物体験の創出」を目指す。

具体的には、豊富な専門知識を持つ配信者「コマースライバー」の育成や、顧客満足につながる良品の発掘、ビックカメラ・ドットコムとSHOWROOMの相互送客を行なう。

ビックカメライノベーションキャピタル室長兼マネージングディレクターの佐藤佑太氏は、「新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛により、ビックカメラの都心型店舗が苦戦を強いられるなか、提携を通じて商品をお買い求めいただける新たなチャネルの創造に取り組む」としている。

SHOWROOM代表取締役社長の前田裕二氏は、「ビックカメラの高い専門性を持った販売員や仕入れの目利きに優れたバイヤーなど、『専門家と視聴者』のリアルタイムの交流が実現すれば、店舗に足を運ぶような、あるいはそれ以上の購買体験を実現できる」とコメントを寄せている。