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ゴールド免許の更新、講習をオンライン化。マイナカード活用で'22年試行

警察庁は9日、マイナンバーカードを利用した優良運転者のオンライン講習のモデル事業の実施について発表した。

優良運転者の免許(いわゆるゴールド免許)更新時の講習をオンラインに置き換えることを目指したモデル事業として、2022年2月1日から3月31日まで実施する。実施県は、北海道・千葉県・京都府・山口県の4道府県。対象となるのは、実施県に住所を有する優良運転者で、マイナンバーカードを保有する人。

受講には、スマートフォン、パソコン等で専用サイトにアクセスし、マイナンバーカードをかざして暗証番号を入力し、運転免許証番号を入力。その後、居住県の動画を視聴し、チャプターごとにミニテストを行なう。視聴中は、受講者自身の操作により顔画像を撮影(計3回)し、最後にアンケートが用意される。

免許の更新はオンラインだけでは完結せず、免許センター等での更新手続が必要。免許センターでは、申請書等と運転免許証を提示し、職員が端末で受講を確認(顔画像による本人確認を含む)。適性検査や写真撮影の後、新運転免許証を受け取る。

2022年(令和4年度)にモデル事業の効果を検証し、令和5年度以降、全国実施のための必要なシステム改修を行なう。令和6年度末以降、全国でオンライン講習を実施する。