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ニコン新本社、大井製作所の空地に24年春竣工

ニコン 新本社 完成イメージ

ニコンは、新本社を東京・品川の大井製作所の空き地に建設する方針を明らかにした。本社が港区から移転する形。2022年夏に着工し、2024年春の竣工、2024年夏の稼働開始を目指す。

建設予定地は東京都品川区西大井1丁目5480-1他で、ニコンの大井製作所の敷地内にある空き地。新本社にはコーポレート部門、各事業ユニットの企画部門、先進R&D関連部門を集約し、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図る。ニコンミュージアムも併設予定で、各事業の歴史や製品・技術が一堂に展示される。

ニコン 新本社 外観イメージ
建設予定地

新本社の敷地面積は約18,000m2、地上6階で延床面積は42,000m2。柔軟な働き方に対応、デジタル化を推進する。環境配慮型オフィスビルとして日射遮蔽効果に優れた外装デザインで空調の使用を抑制するほか、自然光、自然換気を促す構造。可変風量システムも導入し建物全体で大幅な省エネを実現するとしている。

ニコンの大井製作所は、100年以上に渡って拠点を構えてきたゆかりの地で、創業の翌年である1918年には大井第一工場が稼働している。大井町駅と西大井駅をむすぶ通りは、旧社名の「日本光学工業」にちなみ、光学通りと呼ばれている。新本社はこの光学通りに面した場所に建設される。

ニコン 大井製作所
大井製作所の前の通りは光学通りの名称で親しまれている
JR大井町駅近く