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全国300カ所のワークスペースを利用できる「droppin」 NTT com

NTTコミュニケーションズは、全国300カ所のワークスペースを検索・予約できるサービス「droppin」の提供を開始した。2020年2月から個人利用者向けに実証実験を開始していたもの。

リモートワークが普及する中、自宅環境におけるインターネット回線の不調など、集中して業務に取り組める環境が整わないケースに対応するため、自宅でもオフィスでもないワークスペースの利用を検討する企業が増えているという。しかし、従業員の居住地の付近にワークスペースを用意するには、複数の事業者と個別に契約する必要があり、支払い管理などの業務が負担になってしまう。

droppinは、スマートフォンのアプリから、ワークスペースを提供する複数の事業者を一元的に検索・予約できるサービス。事業者と個別に契約する必要がなく、企業向けの管理画面から利用状況や課金状況の確認、ユーザーの追加作業などをリアルタイムで行なえる。

全国300カ所以上のワークスペースから、資料作成やWeb会議、チームでのディスカッションなど、シチュエーションに合わせた最適な場所を検索可能。管理画面から従業員ごとの利用状況や課金状況を把握でき、一部従業員の使いすぎなどを避けることができる。企業ポリシーに合わせて利用可能なスペースの制限も可能。

部署単位での申込みもでき、1つの企業で複数の契約が行なえる。支払い方法は契約毎に設定可能。利用料金は、初期費用や月額固定料金などは無く、ワークスペース毎に設定される。料金はdroppinアプリのワークスペース詳細画面から確認できる。

12月末までに法人登録をすると、「ワークスペースの利用料金」が最大2カ月無料になるキャンペーンも実施する。

今後は、提携事業者を拡大し、2022年度中にワークスペース拠点を500拠点以上にする他、利用料金を月額定額制のサブスクリプションプランも提供予定。社外のワークスペースだけでなく、自社の会議室やサテライトオフィスを総合的に管理する機能や、スケジューラーとの連動機能なども充実させる。

また、NTT Comが提供するスマートワークスタイル関連サービスと連携し、ワークスペースにおける入退室管理や、交通費・現地で発生する経費の自動精算なども提供予定。