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引越し手続きのワンストップサービス「ドンドンパ」がスタート

大日本印刷(DNP)は、引越しの際に発生する、行政や民間への各種の変更手続きを一括して行なえるサービス「DNP引越し手続き一括連携サービス ドンドンパ」の提供を開始した。PCやスマートフォンから無料で利用でき、LINEからアクセスも可能。サービスに対応する行政や民間の事業者について、サービス開始時点では、いわて電力、豊中市上下水道局(大阪)と、ごく一部に限られており、春の引越しシーズンに向けて拡大を図っていくとしている。

今回提供されるサービスは、ユーザーが引越し先で利用する企業やサービス、住所などの基本情報を1回登録すれば、引越しに際して、行政や民間企業に対し個別に変更手続きをしなくてもよくなるサービス。例えば電気・ガス・水道などのライフライン事業者に対しては、前住所での利用停止や新住所での利用開始といった手続きなどを一括して行なえる。専用Webサイトのほか、LINE経由でも利用が可能。

セキュリティ面では、公的個人認証サービスポータルサイト(JPKI)とのサービス連携や、本人確認サービスにより、高度な情報セキュリティを確保する。参加する事業者にとっては、本人確認作業の負担を軽減できるなどのメリットもある。

DNPは今後、eKYC機能やJPKI連動などのサービスを2021年度中に実装する予定。2022年度以降はマイナポータル(ぴったりサービス)を通じて地方自治体のサービスの連動も図っていく。

ドンドンパは、デジタル庁が「デジタル・ガバメント実行計画」の一環として推進している「引越しワンストップサービス」において、DNPがポータル事業者(協力主体会社)として2020年に検証したサイトを活用し提供されるもの。