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アマゾンの家庭用ロボ「Astro」登場。潜望鏡カメラや家族の見守りも

Amazonは、カメラやディスプレイ、車輪などを備えた新しいタイプの家庭用ロボット「Astro」を2021年後半から米国で発売する。価格は1,449ドルだが、初回の“Day 1 Edition”は999ドルで販売する。家庭内の見守りサービス「Ring Protect Pro」の6カ月契約も付帯する。

Astroは、Amazon初の家庭用ロボット。AIやコンピュータビジョン、センサー技術、音声・エッジコンピューティングなどの技術を結集し、周囲の環境を把握しながら移動したり、ディスプレイやマイクを使ったビデオ通話や部屋の様子のライブビューなどに対応。また、Ringによる見守りサービスなどに活用できる。

家族と認識できない人を検出した際にはオーナーにアラートを送信できるほか、ストーブがついているかを外出先で確認することもできる。上下に操作可能な潜望鏡カメラも備えており、外出先から食材の買い忘れなどを確認する際などに活用できるという。

音楽の再生やビデオの再生にも対応。Alexaによる音声コントロールに対応するほか、Astro自体がパーソナリティを持ち、エンターテインメント性も備えているとのこと。発表会のデモでは、“Beatbox”と呼びかけて踊る様子などが紹介された。

また、米国で開始予定の家族の見守りサービス「Alexa Together」にも対応し、家族が活動しているかどうかを遠隔地からでも確認でき、通報サービスとも連動。ホームセキュリティサービスの「Ring Protect Pro」とも連携し、Astroを設定して、留守中に自律的に自宅をパトロールしたり、イベントが検知されたときに積極的に調査・録画するなど警備ロボット的な利用も可能となる。

The Science Behind Astro | Amazon Astro