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三菱鉛筆ボールペン「uni-ball one F」。低重心で安定した書き味

三菱鉛筆は、ゲルインクボールペン「uni-ball one F」を、9月21日に発売する。インク色は黒、ボール径は0.38mmと0.5mmの2種、価格は330円。

黒は一層濃く、カラーはより鮮やかに発色する「uni-ball one」の新シリーズ。テーマ性のある軸色と、低重心で安定した書き味を特徴としている。

軸色は、トレンドのくすみ色をベースとしつつ、時の経過を感じさせるあせた色合い(フェイデッドカラー)を採用。色の選定では、日常生活で目にする何げない景色に着目したという7色をラインアップする。カラーバリエーションは、0.38mmが消炭(Fブラック)、無垢(Fグレー)、花霞(Fピンク)、日向夏(Fイエロー)、0.5mmが霜柱(Fブルー)、葉雫(Fグリーン)、茜空(Fレッド)。

軸全体のデザインは、軸の素材を後軸と先軸で統一するとともに凹凸部分を減らし、ペン先にはワンポイントとなる金属パーツを備えている。また、全体の流線形がなめらかになるよう、先軸が長い設計を採用した。

ペン先の金属パーツは「スタビライザー機構」を搭載。リフィルを保持する先軸に寸法精度を高めた金属製のペン先を採用することで低重心となり、uni-ball oneの濃くくっきりした黒インクを、軽い力でより安定してなめらかに書けるとしている。

ペン先断面図のオレンジ色の部分が金属パーツを使用している部分

uni-ball oneでも採用されているインクは、一般的なゲルインクと異なる、従来の色材を粒子中に閉じ込めた独自開発のビーズパック顔料を使用。顔料を粒子中に閉じ込め、粒子のサイズを大きくすることで、色材の紙面への浸透を極力抑えられる。それにより、紙面上の色材が本来の色を発色し、黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色するという。

上段がuni-ball one、下段が従来品

また、一般的な速乾性インクは紙面へのインクの浸透を速くすることで速乾を実現しているが、ユニボール ワンインクではインク内の固形と液体の成分比を変えることで、液体成分を素早く紙面へ浸透させながら、固形分である色材を紙面に残すことを可能にしている。色材が紙面に吸収されるのを抑えることで、速乾性と、にじまず、裏抜けしないという特徴を両立している。