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NEC、IoT街灯を杉並区に。河川監視や道路冠水把握

NECは、カメラで河川水位の状況を確認したり、冠水センサーで道路冠水を監視できる「IoT街路灯システム」を杉並区に納入した。2019年8月から12月まで同区内で実施した実証実験の評価と検証を踏まえ、運用を開始するもの。

神田川や善福寺川沿いに設置されるIoT街路灯は、カメラの映像をYouTubeに配信し、誰でもリアルタイムで映像が確認できる。また、管理者用カメラを4台設置し、区職員による河川施設の監視も行なう。

また、JR阿佐ヶ谷駅の駅前広場など、過去に大雨の影響で浸水被害が発生している場所には、IoT街路灯に冠水センサーを設置し、道路冠水を監視する。センサーの情報は区職員のパソコンやスマートフォンにアラートメールとして届き、リアルタイムで情報収集できる。

通信回線に地域の公共サービスの向上などを目的とした無線システムの地域BWAや、低消費電力の長距離無線通信技術の規格の1つであるSigfoxなどを活用し、カメラ映像の伝送やセンサー情報の収集など用途に応じたネットワークにより、低コストでのシステム構築・運用を実現しているという。

区は、本システムの活用により水害発生時の迅速の対応を実現するとしている。NECは今後、IoT街路灯を拡充し、住民サービスや住民のQoL向上を支援していく。