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NEC、杉並区に「スマート街路灯」設置。河川監視を支援

NECは、杉並区で「スマート街路灯」の実証を実施する。期間は8月から12月。杉並区における街路灯の管理効率化やリアルタイムな河川監視を支援する。

杉並区に設置されたスマート街路灯

スマート街路灯は、無線通信機を用いて街路灯をネットワーク化し、街路灯の稼働状況を一元管理する。照明切れや搭載機器の故障などに、効率的に対応できる。季節や天候、エリアに応じた1灯ごとの照度設定も可能。また、カメラや各種センサーを装備することで、街に関する様々なデータを効率的に収集し、街の安全・安心や住民・来街者の利便性向上につながる分析ができるとしている。

今回の実証では、既存の街路灯に後付けしてスマート化可能なヘッドモデル型を採用。照度変更に対応する照明、ネットワークカメラ、マルチセンサー(照度、温湿度、振動・傾斜)、水位センサーを杉並区内の善福寺川周辺など計12灯に設置する。

これにより、照明やカメラ映像からの水位、また各種センサーの状況を区役所内のPCから地図上で確認できる。異常時にはアラーム通知し、早急な対処ができるよう検証する。