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カシオEDIFICE、アルファタウリモデル新作。チーム向け機能を搭載

カシオ計算機は、腕時計ブランド「EDIFICE」の新作で、F1チーム・Scuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ)とのコラボレーションモデルの最新作として、カーボン製ダイヤルを搭載する「EQB-1200AT」を9月17日に発売する。ソーラー発電のクオーツ式腕時計で、価格は74,800円。

F1カーと同様の6Kドライカーボンをダイヤルに使用したコラボレーションモデル。チームカラーやロゴを採用するほか、チームのメカニックが撤収時に安全性確保のために着用するウェアから着想を得て、アクセントカラーに蛍光イエローを採用している。ファブリックストラップはコーデュラナイロン製で、安全性を考慮し中央に再帰反射シートが装着されている。ダイヤルはカーボン製で、F1カーのウィングやフロアに使われるものと同様の、6,000本の炭素繊維の束を織り込む6Kドライカーボンを使用する。

6Kカーボンを使用するダイヤル

クロノグラフモデルとしてダイヤルの外周にはタキメーターを備え、計測開始ボタンは側面が蛍光イエローで強調される。チームやメカニックのための機能として、ダイヤル内の9時位置から12時までのラスト15秒を示すエリアは「イエローゾーン」として蛍光イエローになっている。これは、フォーメーションラップ開始15秒前までに行なうグリッド退去の目安とするもの。より目立つように秒針の先端も蛍光イエローで塗装される。

サブダイヤルの6時位置には、ストップウォッチでラップタイムを計測すると前週とのラップ差が表示される「ラストラップインジケーター」を装備する。9時位置は任意の都市の時刻を示すワールドタイム表示で、スマートフォンアプリを使うことでセンターの時分針が示すホームタイムと簡単に入れ替えることも可能。

ソーラー発電には遮光分散型ソーラーセルを採用し、インダイヤル部分のソーラーセルのみで必要な電力を供給。透過性のないカーボンダイヤルの搭載を可能にしている。風防は反射防止コーティングが施されたサファイアガラス。

スマートフォンアプリ「EDIFICE Connected」と連携。1/1,000秒単位で計測したラップタイムをスマートフォンに転送できるストップウォッチデータの転送機能のほか、自動時刻修正、ワールトタイム都市設定、ホームタイム/ワールドタイム表示入替、アラーム設定、携帯電話探索の各機能を利用できる。

時計の防水性能は10気圧防水。ソーラー発電のタフソーラー、スマートフォンリンク機能、デュアルタイム機能、ストップウォッチ機能、ラストラップインジケーター、時刻アラーム機能などを備える。パッケージには本革バンドも同梱される。

本体サイズは50×45.2×9.6mm、重さは約73g。