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マイナンバーカード所有者認証できるSuicaを使ったオンデマンド交通。青森弘前で実証

青森県はJR東日本と連携し、マイナンバーカードを所有する市民の認証ができるSuica(モニター用Suica)を使ったオンデマンド交通の実証実験を弘前市で実施する。実験期間は、8月10日から9月30日。

「弘前オンデマンド交通」は、利用者が選んだ乗降場所に応じたルートを予約時間に合わせて運行するオンデマンド型の乗合サービス。弘前駅をはじめとした市街地に設置した47カ所の乗降場所の間で利用できる。

実証実験では、マイナンバーカードを所有する弘前市民の認証ができるSuica(モニター用Suica)を、青森県が募集するモニターに配布。モニター用Suicaには、あらかじめ1,500円のチャージがされており、弘前オンデマンド交通を5回まで無料で利用できる。

6回目以降は、通常1回400円の運賃が100円引きの300円で利用可能。モニター用Suicaのチャージはコンビニなどで行なえる。

募集条件は、(1)弘前市民で、原則満50歳以上、(2)マイナンバーカードを持っている、(3)アンケートに回答できるの3点。合計50名を募集する。

モニター用Suicaでの弘前オンデマンド交通利用により、生活面での移動需要を把握。今後の生活交通の検討等に役立てる。