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丸の内に“人”中心の道路。緑あふれる「Marunouchi Street Park」

イメージパース

大丸有エリアマネジメント協会、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会および三菱地所は、丸の内仲通りにて「Marunocuhi Street Park 2021 Summer」を8月2日から9月12日まで実施する。

Marunouchi Street Parkは、2019年にスタートした丸の内仲通りの今後のあり方や活用方法を検証する社会実験で、今年度は春・夏・冬に実施。より歩行者に開かれた、“人”中心の道路を目指した空間を目指す。

今夏は、「つながろう、夏のストリート」をテーマに、卓球スペースやバランスボールで体を動かしリフレッシュできる「Sports & Relax」エリア、アーティストが制作活動を行なう空間を設置し、レストランの食事を楽しみながらアートを楽しめる「Enjoy Eating Out」エリア、武蔵野由来の雑草をイメージした「草原のワークプレイス」や沖縄の珊瑚砂を使用した「浜辺のワークプレイス」を利用できる「PARKcation」エリアの3つの空間を提供する。

実施場所/PARKcationエリア(丸の内パークビル前)、Enjoy Eating Outエリア(丸の内二丁目ビル前)、Sports & Relaxエリア(丸ビル前)

実証実験として、リアルタイムでデータをWebサイトで可視化する「来街者の人流」計測、参加者に会場の屋外空間で働いてもらい、Webアンケート調査や心拍数等の生体計測を通して快適性・生産性・健康効果などを検証する「就業者の快適性」計測、天然芝の敷設による酷暑環境改善効果やドライ型ミストの影響を検証する「温熱環境」計測を実施する。

ドライ型ミスト(写真は過去実施時)

また、情報通信研究機構が運用する、30秒で積乱雲の立体構造を把握できる気象レーダ「MP-PAWR」の観測データを、防災科学技術研究所が解析、それをもとに日本気象協会が10分・20分・30分先の降雨予測情報を250mメッシュで配信し、ゲリラ豪雨などの直前予測の、屋外イベント運営などへの活用を模索する実験もあわせて行なう。