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企業のSMSはキャリア問わず一つの番号。携帯3社が共通番号発行

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社は、ショートメッセージサービス(SMS)において、企業側が携帯3社で共通の番号を利用できる仕組みを提供する。ドコモとKDDIは6月28日から提供を開始し、ソフトバンクは10月以降を予定する。楽天モバイルは参画を検討中。

個人ユーザーと企業がSMSでやりとりする場合、これまで企業側は携帯電話会社ごとに番号を用意する必要があり、利用内容も限定的だった。今回の共通番号の発行により、ユーザーの携帯電話会社を問わず、企業側は一つの番号でSMSの問い合わせを受け付けたり回答したりできるようになる。

これにより個人と企業との間の、SMSで完結する双方向のコミュニケーションが容易になり、利便性が向上するとしている。

個人ユーザーは、共通番号宛のSMSの送受信は無料。企業側は携帯各社の法人向けSMSサービスなどを利用する。また携帯3社は、企業側のSMSの適正利用に向けた対策として、共通番号の発行前に利用用途などの審査を行なう。