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Facebook、利用者の好みをニュースフィードに反映

Facebookは、ニュースフィードに表示される情報に、利用者の好みなどを反映する機能を試験的に導入する。

ニュースフィードでは、友達やフォロー中のグループ、ページからの投稿など、利用者の関心の高いものを優先して表示することを目指しており、そのためにアルゴリズムが何千種類ものシグナルによって各投稿におけるニュースフィード上の優先順位を調整している。今春から、Facebookの利用者からのフィードバックにより、関心の高いコンテンツを把握する取り組みを拡大する。

同社は、2019年から、「この投稿は見る価値があると思いますか?」という利用者アンケート(英語のみ)を開始し、その回答結果をニュースフィード上の投稿における表示の優先順位に利用していた。この調査方法では、投稿に対する利用者の即時的なリアクション以外の部分で判断するため、利用者が最も価値を感じる投稿の種類や、ニュースフィードの体験を損なうコンテンツの種類について、より正確に把握することができるという。

今後数カ月の間に、新しい方法のテストを開始。インスピレーションを感じる投稿はどんなものかを調査し、利用者のモチベーションを高め、気持ちを明るくするような投稿を優先的に表示できるようにするほか、利用者がより興味のある投稿を表示するため、料理、スポーツ、政治など特定のトピックに関する表示を増やすか、減らすかを訪ね、その結果を優先度を反映する。

政治や似たような投稿など表示が多すぎると言われるコンテンツについても、どのようなコンテンツが不快な体験に繋がるか調査し、否定的な反応が多い投稿を分析。今後、どのような投稿について表示を減らすべきか調査する。

また、以前から提供している、ニュースフィードに表示された投稿を個別に非表示にする機能をリニューアル。関心がない、問題がある、あるいは不適切な投稿が表示された場合、その投稿の右上隅にある「X」をタップすることでニュースフィードから非表示にでき、以降も類似した投稿の表示を減らすことができる。