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スクエニが“NFT”デジタルシール。ブロックチェーンで「世界でひとつ」

シリーズのひとつ、「弱酸性ミリオンアーサー」キービジュアル

スクウェア・エニックスは、ブロックチェーン技術を使い唯一性を持たせた「NFTデジタルシール」を開発、今夏に「ミリオンアーサー」シリーズで展開する。

「ミリオンアーサー」シリーズのNFTデジタルシールは、スクウェア・エニックスとdouble jump.tokyoの共同開発によるもの。正式な商品名や価格は未定だが、公式サイトにて販売される予定。

NFTデジタルシールでは、購入者情報がブロックチェーン上に記録されるほか、シリアルナンバー、ロットナンバー、デジタルシールとしての使用履歴などのデータもシール自体に紐付けられ、複製できないという仕様になる。またデザインもシール毎に違いを持たせるとしており、「唯一無二のデジタルシール」を所有できるとしている。

スクウェア・エニックスは、ブロックチェーン技術を数年前から調査し、応用の可能性を検討してきたとしており、今後もブロックチェーンを利用したゲーム内でのユーザー間コミュニケーションの活性化などを模索、新たなコンテンツの創出やビジネスモデルの構築を目指す。

NFT(Non-Fungible Token/ノン ファンジブル トークン)は、改ざん耐性を持つブロックチェーン技術を使い、「世界でひとつしかない」ことを証明する技術。複製できるデジタルデータに対して、複製できない証明書を付ける形になり、自動取引プロトコルのスマートコントラクトを加えることで、ゲームなどデジタルコンテンツの業界でも新たなビジネスモデル、新たなエコシステムを構築できると期待されている。