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植物繊維70%になった使い捨てないエコカップ。新しい「森のタンブラー」

パナソニックとアサヒビールは、“使い捨て”しない飲料容器「森のタンブラー」をリニューアルした。2021年夏頃からオンラインショップで販売する。

「森のタンブラー」は、“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目指したエコカップ。2019年から展開しているが、素材の見直しなどでプラスチック使用量を削減した。

今回の森のタンブラーでは、パナソニックが開発した高濃度化の技術により、植物繊維の濃度を55%から70%まで引き上げた70%濃度の「高濃度セルロースファイバー成形材料」を使用。森のタンブラー1個あたりのプラスチック使用量を5.44g削減し、使用比率を45%から30%まで下げた。

また、植物繊維の使用比率の向上により、手触りや外観も、木材のようなマットで自然な風合いを楽しめるようになったという。

新しい「森のタンブラー」は、2021年の夏頃からオンラインショップなどで販売。先行して3月8日から、天王洲の複合施設TENNOZ Rim内の飲食店「KITEN TOKYO」で、新しい森のタンブラーを用いたドリンクメニューを一部提供開始し、耐久性などを検証する。

3月中旬からは千葉大学構内のカフェ「アエレカフェ」においてもテスト展開し、4月中旬には千葉県の日吉台幼稚園・保育園にて、園内で使用するコップの一部として採用予定。