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パナソニックの環境配慮型カップは、きめ細かなビールの泡を作り出す

パナソニックは、「高濃度セルロースファイバー成形材料」を活用した、環境配慮型のリユースカップを開発。屋外におけるイベントや店頭での持ち帰り用のビール類の提供を想定し、8月9日からテストを展開する。

本リユースカップは、高い形状自由度、リユース可能な強度、画像や文字を自由にデザインできることが特徴。各種イベントにおけるノベルティ・記念品としても活用できるとしている。

そのほかの特徴として、カップ表面にセルロース繊維由来の細かな凹凸を施すことで、ビール類の持続性のあるきめ細かな泡を作り出すという。

高濃度セルロースファイバー成形材料の主原料は、間伐材などから精製したパルプで、可燃ゴミ(紙製品)として分類できる。ただし分別排出ルールは自治体により異なる。

また、セルロースファイバーを高濃度に樹脂と複合化しており、複合化した材料が白いため、着色自由性高く、独自の成形技術により木質感デザインを提供できるとする。

テスト展開については、アサヒビールとコラボレーションし、オリジナルリユースカップ「森のタンブラー」として、複数のイベントにて実施。

8月9日、16日、および9月のいずれかの金曜日の日程で、小湊鉄道が運行するSATOYAMAトロッコ「涼風ビール列車」(オープンビアガーデン)にて、アサヒスーパードライの生ビールを提供する。提供された森のタンブラーは持ち帰り可能。

そのほか、8月18日のガンバ大阪対ジュビロ磐田戦(パナソニックスタジアム吹田)の開催前イベントで、森のタンブラー(500個)で生ビールを販売。10月4日から6日の「つくばクラフトビアフェスト2019」(つくばセンター広場)では、森のタンブラーが5,000個採用される。

これらの取り組みを通じて、プラスチックごみの削減効果を検証する。