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吉野家「牛丼テック」。調理工程にAI/IoT技術

吉野家は、牛丼の一部調理工程や盛り付け時にAI/IoT技術を活用する「肉鍋全力センシング」の実証実験を開始する。

肉鍋全力センシングは、吉野家とIdein(イデイン)による、新しい吉野家の形を共創するためのオープンイノベーションプログラム「牛丼テック」で優勝した、アイオーティードットラン提案のソリューション。吉野家店舗にある肉鍋のデータを可視化、定量分析を行ない、調理結果の最適化と“おいしい”状態の継続を図る。

実証実験では肉鍋全力センシングを、IdeinのIoTプラットフォーム「Actcast」と掛け合わせる。吉野家の従業員が牛丼を肉鍋で調理、盛り付ける工程にAI/IoT技術を盛り込み、牛丼の“うまさ”を一部可視化することで、従業員をサポートするという。

今後店舗導入へ向けて実証実験を実施。122年の歴史ある牛丼の調理に最先端のテクノロジーを活用し、24時間365日全国いつでもどこでも一層美味しい牛丼を提供することを目指す。

なお牛丼テックのそのほかの受賞者は、2位がパソナテック「トイレ清掃リコメンド等」、特別賞が静岡県立島田商業高等学校「各種店舗改善アイデア」。パソナテックからは衛生面からサービス品質向上に資する取り組み、島田商業高校からは生徒が発案した店舗改善に関する複数のソリューションが提案された。