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キャッシュレス未対応で来店止めたが3割。MMD研とSquareの利用者調査

MMD研究所とSquareは、第1回の実店舗における消費者のキャッシュレス決済利用動向調査を11月に実施した。キャッシュレス決済の普及の体感は61.3%で2020年1月から12.4ポイント増加。またキャッシュレス利用者の3割以上が、「キャッシュレス未対応が原因で来店をやめたことがある」と答えた。

予備調査では18歳~69歳の男女20,000人、本調査ではキャッシュレス決済を現在利用している1,500人を対象に聴取。調査期間は11月21日~23日。第1弾として消費者のキャッシュレス決済の普及体感や期待、今後普及して欲しいキャッシュレス決済などの実態を調査。第2弾は実店舗の導入状況などを調査し、2021年に発表予定。

普段の支払い方法は「現金」が86.2%で、「クレジットカード」が65.6%、「QRコード式のスマホ決済」が36.0%。現在財布に入れている現金の金額は、「5,000円未満」が23.3%と最も多く、「10,000円~15,000円未満」が20.0%、「5,000円~10,000円未満」が19.5%と続く。

「キャッシュレス化が進んでいるか」との質問には、「とても進んでいると思う」が10.7%、「やや進んでいると思う」が50.6%で、61.3%が進んでいると認識。これは1月の調査と比較すると12.4ポイントの増加となる。

また、キャッシュレス決済を利用している1,500人を対象に、「現金のみ対応の店舗で来店をやめたことがあるか」を聞いたところ、31.5%が「やめたことがある」と回答。また、キャッシュレス決済の導入状況でお店選びをしたことがとの質問では、37.7%が「導入状況で選んだことがある」と回答した。

キャッシュレス決済の良い点については、クレジットカードとカード型の交通系以外の電子マネーとQRコード式のスマホ決済は「ポイントがたくさん貯まる」がトップ。デビットカードとカード型の交通系電子マネー、タッチ式のスマホ決済は「支払い時の会計がスムーズ」がトップとなった。