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JR東、フードデリバリー事業開始。駅ビルに六厘舎など複数店の調理場

(左)えびかに丼、(右)岩手県産国産牛ハンバーグ

JR東日本大宮支社およびJR東日本スタートアップは、アスラボと協業し、既存のフードデリバリー業態を進化させたとする「アスラボデリバリー」の実証実験を、さいたま新都心駅直結のさいたま新都心駅東口ビルにて、12月21日より開始する。

協業するアスラボは、食に関わる企業や人をITと空間プロデュースで支援する企業。アスラボデリバリーは、JR沿線に新しい豊かな“食文化”を創出し、“食”に対するニーズにマルチに対応することを目指す。

アスラボデリバリーでは、JR東日本の駅ビル等の既存店舗居抜き区画を活用し、1つの厨房で複数店のフードメニューをワンオーダーで提供。1つの拠点でデリバリーを中心に提供するとともに、店頭販売やイートインにも対応する。実証実験では、店頭販売、イートインは準備でき次第開始予定。

予定する出店ブランドは、つけめんの「六厘舎」、北陸産蟹を使用したえびかに丼などの「金沢まいもん寿司」、岩手県産国産牛のハンバーグ・ブランド豚のメンチカツの「熟成肉の格之進」、ミシュラン2つ星シェフ監修リューズのまかないカレーの「Ryuzu」、辛鍋・味噌串カツ・爆弾唐揚げなどの「赤から」。

サービス提供期間は12月21日から2021年8月末予定。販売方法は、出前館、Uber Eatsなどによるデリバリー。

アスラボデリバリーの特徴は、デリバリー、テイクアウト、イートインといった様々なニーズに対応できる点。JR東日本の利便性の高い駅ビルと、独自のシェアリングノウハウを持つアスラボが協業することにより実現可能としている。

実証実験では、マーケットニーズに応じて出店ブランドの組み換えを行なうことも想定。実証実験後は、JR沿線居住者が食を楽しめる街づくり、および飲食業界、生産者の支援に繋がる店舗展開を図る。なおJR東日本スタートアップとアスラボは、3月に資本業務提携を行なっている。