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シャープがLTE内蔵Chromebook。Dynabookと共同開発

シャープとDynabookは、LTE内蔵「Dynabook Chromebook C1」を共同で開発。2021年2月以降に発売する。「GIGAスクール構想」学習者用端末の標準仕様に準拠した製品。OSはChrome OS。

11.6型のタッチディスプレイを搭載し、ディスプレイ部を反対側に折りたたんでタブレットとしても使えるコンバーチブルタイプ。CPUは「Qualcomm Snapdragon 7c」を採用し、高いパフォーマンスの維持と長時間のバッテリ駆動時間を実現。折りたたんだ状態から開くと待機状態から高速で起動する。LTE内蔵を内蔵し、通信環境のない家庭でも学習に利用できる。

2つのカメラを内蔵し、100万画素のユーザーフェイシングカメラ(フロントカメラ)は、HDRに対応。白飛びを抑え、オンライン授業を受講する児童や生徒の自然な表情をとらえることができる。タブレットスタイル時に使う500万画素のワールドフェイシングカメラ(アウトカメラ)は、屋内外での観察授業などで活用可能。

オプションでスタイラスペンも用意。本体に収納でき、収納時は自動で充電する。15秒充電で約45分使える高速充電にも対応。

ディスプレイはタッチパネル付き11.6型TFTカラーLED液晶(1,366×768ドット)。内蔵メモリは4GB。内蔵ストレージは32GB。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth Ver.5.1。サイズ及び重量は未定。

シャープは、2018年に東芝のPC事業を買収。東芝との共同出資により「Dynabook株式会社」を設立し、DynabookブランドのPC製品を販売していた。Dynabook株式会社は、2020年8月にシャープが100%子会社化しており、今回の製品は子会社化後初の共同開発製品となる。