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LIXIL、宅配ボックスを使って個人間で荷物を渡せるサービス

LIXILは、IoT宅配ボックス向けのクラウドサービス「あずけるボックス」で、個人間で荷物をやりとりできる新サービス「あずけるボックス:もってって・もってきて」の提供を開始した。

IoT宅配ボックス「スマート宅配ポスト」を活用するサービス。友人や知り合いと予定が合わない場合でも、宅配ボックスに贈り物を一時的に預け、スマートフォンを使って解錠番号を相手に通知することで荷物のやりとりができる。このため非対面での受け渡しが可能。Amazon Alexaにも対応しており、音声で通知を受け取ることもできる。

荷物を渡したい場合は、「スマート宅配ポスト」に荷物を入れ「集荷」ボタンを押すと、宅配ボックスが「集荷待ち」状態になる。「あずけるボックス」メンバーズサイトから「サービス」ボタンを押し、「もってって」を選ぶと解錠番号を通知するためのURLが発行される。URLをLINEなどを通じて相手に送れば、相手はそのURLで表示される解錠番号により荷物を受け取れる。

宅配ボックスに荷物を入れて貰いたい場合は、「あずけるボックス」サービスから「もってきて」を選ぶと解錠番号のURLが表示されるので、それを相手に通知すれば相手は宅配ボックスを開けて荷物を預けることができる。

今後は、「あずけるボックス」のサービスを拡張し、宅配事業者やCtoC事業者、EC事業者、ハウスメーカーが提供するスマートホーム基盤など、さまざまなサービス提供者に、オープンエコシステムとしてAPIを提供していく。また、これに先駆け、個人ソフトウェア開発者向けにもAPIを先行提供している。