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置き配バッグ「OKIPPA」、伊藤忠の再生素材「RENU」に

Yperは、伊藤忠商事が展開する循環型素材ブランド「RENU(レニュー)」の再生ポリエステル素材を利用して、置き配バッグ「OKIPPA」を製造し、年内に順次提供を開始する。同社はこれにより、再配達問題の解決だけでなく、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を構築できるサービスを推進する。

現行品のOKIPPAはメインのバッグ部分を通常のポリエステル素材100%で製造している。一方、RENUは衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等を原料とする再生ポリエステル素材で、繊維由来であることが特徴の環境配慮型リサイクル素材。

RENUを素材として製造することで、石油をはじめとする化石燃料の使用量削減と衣料廃棄量の削減を実現する。また、ファッションアパレル業界における課題と再配達問題という2つの社会課題を同時に解決する取り組みを推進していく。

全国で使用されているOKIPPAバッグ15万個が、すべてRENU素材と仮定した再生素材利用効果は、廃棄物再利用量が63,690枚(Tシャツ1枚200g換算)、削減できる水の量が23,160本(ペットボトル500ml換算)という。

現在もOKIPPAバッグの破損や、バッグが不要になった場合には、ユーザーからの製品回収を行なっているが、今後はそうした回収品を再生ポリエステルに戻し、再生素材100%のOKIPPAバッグ製造、回収、再利用を目指していく。