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レジ機能付きショッピングカート、トライアルが他社スーパーに提供

トライアルホールディングス傘下のRetail AIは、⾃社開発した、セルフレジ機能付き「スマートショッピングカート」を、リテールパートナーズ傘下の丸久が運営するスーパー「アルク到津(いとうづ)店」に納⼊。同店で7月9日から運用実証実験を開始した。

スマートショッピングカートは、タブレット端末とバーコードリーダーが装備された、キャッシュレス決済ができる買い物カート。リーダーでプリペイドカードを読み込ませたうえで、客自身が商品のバーコードをスキャンしながら買い物をすることで、有⼈レジやセルフレジを使わずに決済ができる。

トライアルグループが運営する20店舗において、合計約2,500台が稼働している。

トライアルでは決済にトライアル専⽤のプリペイドカードを使⽤するが、アルク到津店では丸久の電子マネー「マルカカード」を使用する。なお、丸久における同カートの呼称は「レジカートシステム」。

リテールパートナーズとトライアルグループが、リテール分野でのAI活⽤を推進していく⽬標を共有したことが取り組みの背景。導入による効果として、会計時の「⾮対⾯」「⾮接触」促進や、タブレット端末を通じたクーポン配信等による買い物体験の向上を見込む。

納入台数は40台。実証実験期間は7月9日から3カ月。その後も、トライアルグループと丸久で運⽤改善を⾏なう。

アルク到津店の所在地は、福岡県北九州市⼩倉北区上到津3-3-3。営業時間は9時30分から23時。