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博多駅周辺地区最大級の広場整備のオフィスビル。NTT都市開発

NTT都市開発と大成建設は、共同事業として計画中の「(仮称)博多駅東一丁目開発計画」において「博多コネクティッドボーナス」の認定を受け、計画概要を発表した。オフィスビル前面に博多駅周辺地区最大級の広場を整備し、博多駅筑紫口エリアの賑わいづくりと回遊性向上を図る。

博多駅東一丁目開発計画の所在地は、福岡県福岡市博多区博多駅東一丁目18番33号。敷地面積は約4,900m2、延床面積は約29,300m2。地上10階建て。施設用途は事務所、店舗、駐車場。2022年6月竣工予定。

位置図

福岡市では、九州の陸の玄関口である博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげ、地域のつながりを生みだす開発を目指し、官民連携で推進するプロジェクト「博多コネクティッド」に取り組んでいる。

博多コネクティッドボーナスは、広場の創出など賑わいの拡大に寄与するビルへの建替えを促進するため、福岡市が創設したインセンティブ制度(容積率の緩和等)で、この計画ではその適用を受けることで、博多駅周辺地区最大級の広場空間(公開空地)、基準階面積を有するオフィスビルの両立が可能となった。

筑紫口中央通りとつながる敷地南側(建物前面)には約940m2におよぶ博多駅周辺地区最大級の広場(公開空地)を整備。南側広場には、四季の変化が楽しめる花や木を植栽し、広場に面したカフェやキッチンカー、ベンチの配置、無料Wi-Fiの提供などを行なう。博多まちづくり推進協議会など地域と連携し、クリスマスイルミネーション等のイベント開催も検討する。

公開空地
南側広場
イルミネーションイメージ

1階屋外には、誰でも利用できるICタグ等を活用した最先端の駐輪場を、附置義務台数以上設置。筑紫口中央通りの路上駐輪場の撤去に寄与する。これらの取組みにより、博多駅筑紫口エリアの賑わいづくりと回遊性向上を図る。

オフィスは、博多駅周辺地区最大級の基準階約670坪の無柱空間と、最小区画約40坪のフレキシブルな区画形成が可能。鉄骨制震梁を採用し、耐震性が高いとしている。1階にはスモールオフィスを配置。多様化するワークスタイルに応じた先進的な仕様を持つオフィスを計画している。また、敷地北側には無料Wi-Fiを提供する広場を配置する。