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阪神・南海・山陽が鉄道アプリ連携開始。近鉄とあわせ4社連携

阪神アプリから南海・山陽アプリへの連携例

阪神・南海・山陽の関西鉄道3社が運行情報アプリでの連携を、3月24日に開始。すでに連携機能を有している近鉄アプリとあわせ、関西では初の4社連携となる。山陽電気鉄道は、3月24日から「山陽アプリ」の配信を開始する。各アプリの利用は無料。

各社アプリの列車走行位置画面が連携。例えば阪神アプリの列車走行位置画面で、南海や山陽のリンクボタンをタップすると、南海アプリ、山陽アプリの画面へ遷移する。なお、連携機能の利用には各社のアプリをダウンロードしている必要があり、また機能開始後にアップデートが必要。

南海アプリでは同日、「トイレ空き状況確認」機能を追加。また4月下旬に「席ゆずりあいアシスト」機能を追加する。

トイレ空き状況確認機能では、難波駅となんばCITYの一部の個室トイレの空き状況が確認可能。対象のトイレは、難波駅構内4カ所すべてと、なんばCITYの本館1階2カ所、本館地下1階2カ所、本館地下2階2カ所。空き状況のほか、「MAP」から各トイレの位置図が確認できる。同機能の開発はバカン。

南海アプリ トイレ空き状況一覧(左)とトイレ位置図(右)

席ゆずりあいアシストは、電車内で座席を必要としている乗客と、席をゆずってもよいと考えている乗客のコミュニケーションを手助けするための機能。

南海アプリ 席ゆずりあいアシスト チュートリアル画面

座席を必要としている乗客は、5つの属性(優先座席の対象)から自分が当てはまるものを選択。「ゆずってください」ボタンをタップすると、周囲の乗客に通知される。通知が届いた乗客が回答画面で「ゆずります!」を選択すると、双方にゆずりあい画面が表示されるので、画面を目印にお互いを探す。

席ゆずりあいアシスト機能の利用には、位置情報とBluetooth機能をオンにし、アプリの位置情報の利用と通知を許可することが必要。同機能の開発はグリーンシステム。

南海アプリ 席ゆずりあいアシスト使用方法

阪神アプリでは、行先案内機能の対象列車数を、従来の2列車から4列車に拡大する。

阪神アプリ 行先案内機能

新たに開始する山陽アプリでは、運行情報(プッシュ通知含む)、列車走行位置情報、駅情報(構内図・時刻表等)、遅延証明書の発行、ダイヤ検索・運賃検索の機能を提供する。

対応OSはすべてiOS、Android。