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東南アジアのスーパーアプリ「Grab」に三菱UFJ銀行らが783億円出資

三菱UFJ銀行は25日、東南アジアにおけるスーパーアプリ事業者「Grab Holdings」と戦略的提携契約を締結し、資本・業務提携した。同行は、三菱UFJ イノベーション・パートナーズとKrungsri Finnovateと共に、GrabへMUFG 全体で最大706百万米ドル(約783億円)の出資を予定している。

Grabは、東南アジアで配車・フードデリバリー、デジタル決済などの日常的なデジタルサービスを提供している企業で、数千万人のアクティブユーザーや数百万人のドライバーとの接点を有している。スマートフォンアプリ上で収集した、ドライバー、加盟店、ユーザーのデータをAI技術を活用して分析した、新たな金融サービスを提供している。

MUFGは 東南アジアにおけるパートナーバンク(PB)であるタイのBank of AyudhyaやインドネシアPT Bank Danamon Indonesiaらと協力。戦略的出資を通じて、東南アジアにおけるビジネスプラットフォームを構築し、同地域の事業を強化していく。

MUFGの金融知見・ノウハウ(金融商品開発力、信用力およびリスク管理力など)と、Grabのデータ活用ノウハウを掛け合わせ、Grabのサービス利用者やドライバーなどに新たな金融サービスを提供。また、東南アジアにおける取組・経験を活かし、MUFGのビジネスモデルの進化、次世代デジタル金融サービスの実現に向けた取組の加速にもつなげる。