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電子レンジで調理できる「断熱紙カップ」。中食向けにDNP開発

大日本印刷(DNP)は、電子レンジで調理でき、そのまま食器として使用して廃棄できる「DNP断熱紙カップ HI-CUP 電子レンジ対応」を開発した。冷凍食品やチルド惣菜などの「中食市場」に展開する。

同カップは、紙を使用しながらも底部に加工を加えることで、電子レンジ調理時の課題であった底部の焦げを防止する。プラスチック容器から切り替えることでプラスチックの使用量も削減できる。持続可能な社会の実現に向けた環境配慮パッケージシリーズ「GREEN PACKAGING」として展開する。

DNP断熱紙カップ HI-CUP 電子レンジ対応では、紙カップの底部をフラットな形状にすることで、従来の紙カップにある底部の空間をなくし、電子レンジで加熱した際に、底部に熱がこもりにくくなる。「煮る」「蒸らす」など電子レンジでの調理が可能で、調理後にそのまま食器として利用可能。「単身者や高齢世帯の増加などによる食生活の簡便化にも対応する」という。