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電動キックボードのWINDと損保ジャパンが安心・安全に向け包括提携

電動キックボードを展開するWind Mobility Japan(WIND)と、損害保険ジャパン日本興亜は、電動キックボード普及促進に関する包括連携協定を締結した。電動キックボードの普及に向けた政府や自治体との協議などで協力していく。

主な提携内容は以下の通り。

  • 電動キックボードの普及に向けた、 政府・自治体との協議
  • 電動キックボードに関する保険の引受、電動キックボード専用保険の開発
  • 実証実験や実装の安全性確保のためのリスクアセスメントの実施
  • 地方創生に関する取組みの支援
  • 高齢者向け電動キックボードの共同開発
  • その他、 両社が協議して必要と認める研究

シェア電動キックボードは、駅などから目的地までを結ぶワンマイルを効率的かつ快適に移動できるマイクロモビリティとして、訪日観光客向けや地方部での活用などで期待されている。一方で、日本の法律では原動機付き自転車扱いとなり、公道での走行は運転免許証が必要で、ナンバープレートの交付も必要となるなど実用化のハードルが高く、普及に向けた規制緩和や日本独自のルールづくりが議論されている。

こうした中で、損保ジャパン日本興亜とWINDは、シェア電動キックボードサービスの安全性を確立し、国内でのサービス提供にむけた取組みをさらに加速。今後の実証実験を安心・安全かつ質の高いものとするため、包括連携協定を締結した。

実証実験では、損保ジャパン日本興亜が実証前にリスクアセスメントを実施し、電動キックボード固有のリスクの洗い出しを行なう。また、利用実績データ等を分析し、短時間単位で利用者がスマートフォンから加入できるなど、利用実態に即した専用保険の開発を目指していく。