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シチズン、田中貴金属との限定16本コラボウオッチ。360万円

シチズン時計は、田中貴金属ジュエリー(ギンザタナカ)とコラボし、プラチナ950をケース素材に採用した機械式腕時計「CITIZEN×GINZA TANAKA プラチナモデル NA0010-04 A」を2020年2月中旬に数量限定で発売する。価格は360万円。販売数量は16本。

発売に先立ちクラウドファンディングサイト「未来ショッピング」での先行予約を11月14日より開始する。店頭での予約開始は1月20日。

NA0010-04 A

シチズンとギンザタナカの創業者が同じことから実現したコラボ。創業者は山崎亀吉で、創業はシチズンが1918年、ギンザタナカが1892年。

シチズンとギンザタナカの創業者である山崎亀吉

コラボモデルのデザインは、1924年に尚工舎時計研究所(シチズンの前身)が「CITIZEN」の名で世に出した第1号の時計である「16型懐中時計」をモチーフに、細縁で丸みのあるデザイン。

16型懐中時計

ケースは、ギンザタナカ製の変色・変質に強く安定した金属「プラチナ950」を採用。一般的なプラチナ950は、プラチナ95%にパラジウムなどの配合だが、このケースにはパラジウムの代わりに金5%を配合したものを使用。ステンレス並みの強度を実現しているという。

ムーブメントには、自動巻きの機械式である「Cal.0910」を採用。ローター(回転錘)には、ギンザタナカ創業時から使われている品質保証マーク「☆S(ホシエス)」マークを施してある。このマークは、当時の16型懐中時計にも施されている。

NA0010-04 A裏側

文字盤は金属生地を滑らかに削り出し、インデックスは「16型懐中時計」から手書きでトレースしたものを、腕時計用に調整して配置。バンドは、インデックスのブラックに合わせて、つやのあるワニ革を採用。ブルーメタリックのカテドラル針は、16型懐中時計の形状を模したデザインとしている。

ガラスにはデュアル球面サファイアガラスを採用。99%クラリティ・コーティングをガラス両面に施すことで、光の反射を抑え高い視認性を確保している。

専用ボックスと、両社のそれぞれの歩みを解説するブックレットが付属する。

サイズは37×11.6mm(外径×厚さ)。最大巻き上げ時の持続時間は約42時間。石数は27石。振動数は28,800回/時。5気圧防水対応。