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和民が竹ストローで脱プラ

ワタミは6月27日より、「和民」「坐・和民」全店で竹の食物繊維を使用した「竹ストロー」の提供を開始。プラスチックストローを廃止する。

竹ストローは、間伐材として伐採した天然の竹のみを使用。燃やしてもダイオキシンなどの有害物質が発生せず、土壌でも海洋でも3カ月から半年ほどで自然に還る性質を持つとしている。海の生き物が誤飲しても、餌として消化されるという。また、燃焼カロリーが3,800kcalと高く、燃料としての利用も検討されているとする。

ワタミの竹ストロー導入は、プラスチック製のストローに関する諸問題のほか、放置竹林の問題を解決することも目的の1つとしている。放置竹林には、繁殖力の強い竹が他の樹木を蝕んで倒木させたり、根が浅いため地滑りの原因になるほか、やぶ蚊を大量に発生させるなどの環境への影響があるという。

竹ストローの原材料は、竹の食物繊維、でんぷん、植物由来の天然樹脂、水。

導入店舗数は、和民33店舗、坐・和民28店舗、合計61店舗。提供方法は、ソフトドリンクを提供する際、利用者から別途ストロー使用の申し出があった場合にのみ、竹ストローを提供する。

今後も順次、ワタミの他の外食ブランドでも竹ストローを導入していくとしている。