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ヴァル研、鉄道やシェアサイクルなどを連携する複合経路検索API

ヴァル研究所は、多様な交通サービスを組み合わせた複合経路検索を、アプリやWebサイトなどにカスタマイズして実装できる、MaaS向け複合経路検索API「mixway API」を7月1日より提供開始した。

ヴァル研究所の「mixway」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況がわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマホ向けWebサイト。mixway APIは、mixwayの機能をAPI化したもので、外部開発者がアプリやWebに組み込める。

mixwayの対応サービスは、ポロクル、ドコモ・バイクシェア、PiPPA。MaaS向けの複合経路検索API提供は今回が初という。

mixway利用イメージ

緯度経度を用いた二点間(出発地から到着地)の複合経路検索機能や、公共交通(鉄道・バス・飛行機・船)、タクシー、シェアサイクル、デマンドモビリティを利用した経路検索とその料金が算出可能。他の配車システムと連携し、任意の運行計画にあわせた経路検索や運賃・料金も算出できる。運賃の計算では、乗り降り自由なフリーパスにも対応する。

出発地から目的地まで、電車からシェアサイクル、タクシーなど複数の交通サービスを利用した経路と料金を算出できる

mixway APIを利用することで、事業者は、MaaSアプリの構築や実証実験の準備コストの軽減が見込め、配車・予約機能、決済機能、割引クーポンなど独自のコンテンツの企画・開発に注力できる。ヴァル研究所では、MaaS実証実験などに向けたアプリやWebサイトの開発・提供のサポートも行ない、MaaS系サービスを取り組む企業や団体の活動を支援するとしている。