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「JR東日本アプリ」一新、ルート検索は駅すぱあと。MaaSの入口に

JR東日本は、「JR東日本アプリ」と英語版の「JR EAST Train Info」のサービスを4月10日に一新する。対応OSはiOS 10以降と、Android 5.0以降。

デザインを一新、わかりやすくスムーズな操作性の実現を目指してリニューアル。従来より指摘されていた「操作のわかりにくさ」「通信時間の長さ」などの課題を解消するため、機能を限定した試験アプリ「GO! by Train」を公開し、JR東日本アプリのリニューアルにつなげた。

新しいJR東日本アプリでは、「ルート検索」を基本機能とし、ルートを選ぶと、運行情報や遅れ時分も確認できる。日本語版では列車位置情報もスムーズに確認可能。外国語版は、ルート検索と路線図をシンプルに表示する。

JR東日本アプリ

ルート検索は、ヴァル研究所と連携し、「駅すぱあと」を採用。今後は、同社とシステム開発やデータ連携などのサービス提供で協力する。

外国語版の「JR EAST Train Info」は、英語だけでなく韓国語、中国語(簡体・繁体)を追加した。

JR EAST Train Info

新しいJR東日本アプリは、鉄道に加え、徒歩、タクシー、路線バス、バイクシェアなどを利用したシームレスなルート案内をリアルタイム情報を加味して提供。予約や決済なども一元的に提供する「Maas(Mobility as a Service)」の構築を目指す。

出発地から目的地までシームレスなルート案内など、MaaSの主要な役割だけでなく、エキナカ店舗や駅周辺の施設、JR東日本エリア各地で取り組む観光振興(デスティネーションキャンペーンなど)に関する情報提供を予定。現在実証実験中の「Ringo Pass」などと連携したサービスを検討していく。