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無印良品、武蔵美市ヶ谷キャンパスに出店。学食も運営

良品計画は、大学キャンパスへ初出店となる「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」を、7月18日にオープンする。キャンパス内の学食としてカフェの運営も行なう。

この店舗は、4月に開設した武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス(東京都新宿区市谷田町)1階の共創スタジオへ出店。無印良品で初の産学共創店舗で、造形から育まれる「創造的思考力」を実社会の課題解決に応用した新しい価値づくり、という同大学市ヶ谷キャンパスの理念に良品計画が共感し出店した。

市ヶ谷キャンパス外観

無印良品の日用品や食品などを販売するほか、店内に小商いスペースやイベントスペースなど、授業から生まれたアイデアを実践できる環境を設置。「大学と企業、自治体、地域住民のコミュニティとなるような場所」をコンセプトに、授業やゼミから生まれた事業コンセプトや実践的なワークショップ等を行なうという。

カフェスペースでは、4種のメニューや日替わり弁当、サンドイッチなどを用意。一般の人も利用可能。講演やワークショップ、公開授業の開催など、可変性のあるスペースとしても利用できるという。

新しいサービスとして、素材や関連書籍を集め、その場で製作できる「com Studio」と、自治体や企業、地域との連携で生まれたものを販売する「Open Market」を設置。

com Studioでは、販売している廃材、端材を自由に加工する空間に加え、その場で製作を始められる道具や、関連した書籍を揃えた「MUJI BOOKS」のコーナーを用意。

Open Marketでは、大学が企画・管理することで、地域との共創の場として「モノを売る」だけではなく、「コミュニケーションをつくる」きっかけの場を目指す。武蔵野美術大学の学生から募集し、大賞に選ばれたデザインを採用した屋台が店頭で使用される。

売り場面積は物販エリアが264.86m2、Caféエリアが308.91m2。営業時間は平日が7時30分から21時、土日祝が10時から20時。