ニュース

PayPayのクレカ不正発生率、約1%から0.0004%に減少

PayPayは22日、クレジットカード取引におけるセキュリティ強化により、不正発生が大幅に減少したと発表した。

2018年12月に実施した「100億円あげちゃうキャンペーン」での不正発生率は0.996%。ほぼ1%に近い高い数字だった。2019年1月に「本人認証サービス(3Dセキュア)」を導入した後は0.003%に減少、2月より実施した「第2弾100億円キャンペーン」では、0.0004%に減少したという。

不正発生率は、「期間中のチャージバック件数÷期間中の総決済件数」で算出。「チャージバック」とは、クレジットカードの不正利用の疑いが発覚したときに、カード利用者に確認後、クレジットカード会社がその代金の売上を取消しすること。

2月の第2弾100億円キャンペーン以降は、クレジットカード支払いより銀行チャージ(PayPay残高)からの支払いを優遇しているため、総決済件数に占めるクレジットカードの割合は減っているとみられるが、その比率は非公開。「本人認証等のセキュリティ対策により、サービス全体における不正利用は大幅に減少している」(PayPay広報)とした。

また、23日にはPayPay不正利用による詐欺での逮捕も報道されているが、「昨年12月以降、不正対策を強化してきた。今後も引き続き、セキュリティの強化と不正利用の抑制に取り組む」としている。