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宮城県塩竈市で「竈コイン」スタート。ポケットチェンジで地域通貨に交換

外資を電子マネーなどに変換できるサービスを提供するポケットチェンジは、インアウトバウンド仙台・松島とともに、宮城県塩竈市内の加盟店で利用可能なキャッシュレス決済サービス「竈(がま)コイン」の実証実験を9日より開始する。同社はJR東日本とJR東日本スタートアップが実施する「JR 東日本スタートアッププログラム 2018」の「アクセラレーションコース」で採択。

竈コイン ロゴ

実証実験では、ポケットチェンジのキオスク端末を仙台駅・本塩竈駅・仙台空港などに新たに設置。独自電子マネーを発行・管理することが可能なプラットフォーム「ポケペイ(ポケットチェンジPAY)」を活用した地域通貨が発行される。

ポケットチェンジに現金を投入して竈コインに交換後、専用アプリに竈コインをチャージすれば、塩竈市内の加盟店約30カ所(市内の寿司店・かまぼこ店などの飲食店中心)で使用できるようになる。また、外貨現金からもチャージ可能とされ、訪日外国人の利用も見込めるという。紙幣・通貨ともに対応するのは、日本円、米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォンで、紙幣のみの対応は、香港ドル、タイバーツ、台湾ドル、シンガポールドル、ベトナムドン。余った竈コイン残高は同端末にて、Suicaにチャージ(1竈コイン=1円)可能。

「竈コイン」利用・サービスの流れ

なお、実証実験期間は約1年間の予定で、加盟店は随時更新する。

さらに、3月末までに専用アプリをダウンロードして竈コインをインストールすると、500竈コインがプレゼントされるキャンペーンも実施される。

ほかにも8日の11時から19時まで、仙台駅においてデモンストレーションスタートイベントが開催されるほか、列車内中吊りポスターなどを掲示する。イベントの実施場所は仙台駅東西自由通路 杜の陽だまりガレリアで、デモ機による竈コインのチャージ・決済体験が可能。