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アマゾン、Dashボタンの販売を終了

Amazonは、ボタンを押すだけで日用品を再注文できる「Amazon Dash Button」の販売を2月28日(米国時間)をもって終了した。日本においても、3月1日時点でDashボタンの販売ページは閉鎖されている。

Amazon Dash Button(Dash ボタン)は、「フルグラ」などの食品・飲料や洗剤の「アタック」など、製品ごとにDashボタン(税込500円)を購入して、家庭内に設置。Wi-Fi経由で設定し、ボタンを押すと、同じ製品を再注文できるという仕組み。2016年12月から、Amazonプライム会員向けのサービスとして展開していた。

Dashボタンは、手軽に再注文ができる仕組みとして、世界で数百以上の製品を発売したが、その後投入した、Amazonのサイトやスマホアプリで利用できるデジタルボタン「バーチャルダッシュ」の利用者が増加してきた。

バーチャルダッシュ

また、Amazon Alexaによるハンズフリーで商品購入できる音声ショッピングや、一定期間で自動的に同じ商品を届ける「定期おトク便」も提供しており、対応家電がコピー用紙などの消耗品を自動再発注する「Dash Replenishment」もスタートした。こうしたサービスの利用増を受け、Dashプログラムの重点を変更。28日付でDashボタンの販売を終了した。

Amazon Dash Replenishment対応のFRECIOUS dewo bottle IoTウォーターサーバー

なお、ユーザーが所有するDashボタンは、従来通り利用できる。

Amazonでは、「Dash Replenishment対応機器の充実やバーチャルダッシュの機能強化を通じて、引き続きお客様のショッピングニーズに応えていく」としている。