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Amazon Dash Button、8月31日に役割を終える。ボタン注文を終了

Amazonは、Dash Buttonを経由した各種商品の販売を、8月31日に全世界で終了する。Dash Button利用者には、8月2日午前より、同社から個別にメールで終了の案内が届く。

終了するのは注文専用ボタンだけのハードウエア「Dash Button」(ダッシュボタン)を通じた販売。で、スマホアプリや家電機器を通じて使う「バーチャルダッシュ」や、家電などのサプライ品を自動補充注文する「Amazon Dash Replenishment」は継続する。

Dash Buttonは、「押すだけで特定の製品が注文できる」技術として2015年に登場。各メーカーがAmazonと提携、専用ボタンを用意し、Amazonで販売する形を採っていた。洗剤や水、食料品など、「切れては困る」製品を簡単に注文できることから注目を集めた。

その後、スマホやPCの画面でバーチャルボタンで発注できる「バーチャルダッシュ」や商品が切れると自動発注してくれる「Amazon Dash Replenishment」などのサービスが登場。それらのビジネスが好調であること、音声アシスタントであるAlexaを通じたショッピングが増えつつあることから、Dash Buttonは「役割を終えた」(Amazon広報)として、ハードウェアの販売は、今年2月末で終了していた。

8月31日をもって、Dash Button経由での注文と販売も終了することとなる。

バーチャルダッシュ

Amazonによるコメント

Amazonは、お客様により便利なショッピング体験をご提供できるよう、常に品揃えの拡充とサービスの機能強化に取り組んでおります。

Dash Buttonの販売停止以降も、お客様のニーズにより応えるべく、AmazonのWebサイトやショッピングアプリでご利用いただけるバーチャルダッシュ、商品の自動再注文サービス Amazon Dash Replenishment、Amazon Alexa音声ショッピングや定期おトク便など、ショッピングの選択肢の拡大に努めてまいりました。

それに伴い、2019年8月31日をもちまして、Dash Button経由での商品の販売を全世界で終了する事に致しました。Dash Buttonで提供されていた同商品は、引き続きAmazonのウェブサイトやスマートフォン上のAmazonアプリで利用可能なバーチャルダッシュを通して購入が可能です。

また、お手持ちのDash Buttonに代わるバーチャルダッシュは、AmazonのWebサイトまたはショッピングアプリにてご確認いただけます。